銀河を駆ける猫

□船内案内。後編
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その後、


リコと別れた俺とカズヤにルクシオールの副艦長と言っても過言ではない、オペレーターのココさんから通信が入り、至急艦長オフィスまで来るように呼ばれ……


俺とカズヤは艦長オフィスがあるブリッジに来て、現在艦長オフィスの前にいる。


ピンポーン♪


艦長オフィスの前のインターホンを押すと、インターホンに付いているマイクから…


タクト「タクトだ。」


カズヤ「シラナミです。」


『神谷です♪ふたり合わせて━

カズヤ「ルキ、黙って…。」

…はい。』

カズヤが冷たい…(泣)


タクト「あはは♪待ってたよ、さぁ入ってくれ!」


タクトがそう言うとオフィスのドアが開いた。


カズヤ「カズヤ・シラナミ、入ります!」


『ルキ・神谷、入りますです〜♪』


そう言って俺たちはオフィスに入った


タクト「…うーん、カズヤはいちいちカタイなぁ…;
もうちょっとルキみたいに柔軟にしなよ?それでどうかな?
ルクシオールには気に入ってもらえたかい?」


カズヤ「はい!居心地がいいです。」


『バッチ、グ〜♪』


タクト「うん、それはよかった♪
ところでさ…個人的に頼みたいことがあるんだ、聞いてくれるかい?」


カズヤ「ええ、ボク達でお役に立てることでしたら…。」


『その代わり金銭的なものが発生━

カズヤ「ルキ…?」

はい、すみません…;』


本当にカズヤはカタイなぁ、いいじゃんお金くらい…


タクト「ははは、仲いいね♪
実はさ、掛け軸をこの部屋に飾ろうかと思っててね?」


カズヤ「掛け軸、ですか?」


タクト「うん、この部屋ってなんか殺風景だろ?
だからこの部屋に掛け軸を飾ろうと思ってさ♪それに掛け軸を飾るとなんか高尚でオフィスって感じが出る気しない?」


『あ〜…確かに…。』

…でもこの近代的な部屋に掛け軸は…正直微妙だと思う…;





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