銀河を駆ける猫

□船内案内。後編
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カズヤ「はい!リコが丁寧に教えてくれるので助かってます。」


『助かってま〜す♪』


リコ「いえ、そんな……私は普通に案内してるだけですから…////」


あらら照れちゃったよ、若いって良いねぇ♪


モルデン「おや…?ですが桜葉さん、大丈夫なんですか?」


リコ「売ェえっ?何がですか?」


モルデン「桜葉さんが男性とそんなに接近しているのは非常に珍しいですね。」


『「あ…!」』

そっか、リコは男性恐怖症だったな…すっかり忘れてた…;


リコ「そのことなんですが、シラナミさんはお姉ちゃんが選考した人なんですけど…なんか、そう思ったらあまり怖くなくなりました。」


『じゃあリコ、俺の事はどうして怖がらないの?』

俺はミルフィーさんに選ばれた訳でもないし…;


リコ「売ェえ、神谷さんですか?
うーん…、あまり男性に見えないから…ですかね…;」


『えっ?つまりそれは俺が女みたいって事…?』

ルキちゃん、ショック…orz


モルデン「おや?神谷さんは女性ではなく…男性の方だったんですか…; 」


『売ェ何げに先生も気づいてなかったっ!?』

ルキちゃん、更にショック…(泣)


モルデン「すみません…あまりにもお美しい方だったので…;」


『…そんな言葉を聞いてもちっとも嬉しくにゃいです…。』


カズヤ「あはは…ルキの場合は仕方ないんじゃないかな…;」


ナノナノ「ルキは美しいのだ〜♪」


『だからそう言われても嬉しくにゃいって…』

…むしろ悲しい…(泣)


モルデン「ふむ…すみません、ちょっと失礼を……。えい!」


そう言うと先生は突然カズヤを突き飛ばした。


カズヤ「売ェえっ!?わわわっ!」


カズヤは突然先生に押され、リコのいる方へバランスを崩した。


リコ「売ェきゃ!」


リコはバランスを崩して自分の方に倒れてきたカズヤを慌てて避け…


『売ェにゃ!?』


リコが避けたことにより、カズヤは俺に突っ込み、俺はカズヤと共に倒れた。


カズヤ「いって〜…。」


『うぅ……カズヤ早くドケ……!お、重い…。』


リコ「売ェす、すみませんシラナミさん神谷さん!!ビックリしてつい避けちゃいました…;」


そう言ってリコは慌てた様子で俺たちに謝ってきた。


けど、別にリコが謝ることはないよ?悪いのは……


モルデン「ふむ…どうやら男性恐怖症が治ったわけではなさそうですね…;
いや、本当に申し訳ない、おケガはありませんか?」


そこの医者だから……(怒)




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