第W話
The Rabbit Sends in a Little Bill.
前章でアリスの発言により動物は逃げ、独りになったアリスの前に白兎がやって来て
「Why,Mary Ann,What are you doing out here?Run home this moment,and fetch me a pair of gloves and a fan!Quick,now!」
…女中と間違えて扇子と手袋を持ってくる様に催促します。
アリスが間違いだと言っても白兎は聞き入れず煩く騒ぎ立てる。
渋々、白兎の家へ扇子と手袋を取りに入ったアリスですが 此処にも彼女の好奇心を煽る小さな瓶がありました。
忽ちアリスは家の中で巨大化してしまいます。
白兎は女中(アリス)から手渡される物を取りに外で待ち構えます。
アリスは入られては溜まらないと思い、窓から突き出した腕で物を掴む動作をし、白兎を胡瓜(?)の温室へ落としてしまいます。
騒ぎを聞いた白兎の手伝いのパットとビルと何か話し込み、遂に蜥蜴のビルが煙突から入ることになりました。
入られては溜まらないとアリスは狭い部屋で必死に足を暖炉へ伸ばし、ビルが来たのを見計らって一蹴りしました。
後でビルはこう語ります
「All I know is,something comes at me like a jack-in-abox,and up I goes like a sky-rocket!」
ーー私に解るのは、吃驚箱の様に何かがぶつかってきて、打上花火の様に飛ばされたって事だ!
白兎の家から“怪物”を追い出そうと家の周囲に集まった者々が、窓から小石を投げます。
一度はアリスが猫をけしかける‥と脅し、小石は止んだが又石の雨が。だが小石はお菓子に変わり、逸れを食べたアリスは小さくなり家から逃げ出しました。
逃げる途中で大きな犬に出逢いますが無事に逃走し、前を見れば水キセルを吹かした芋虫がキノコの上に座っていました。今やアリス、身長役8cm…
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