レツゴ文
□immortelle
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「ところでエッジがいないが…」
そういえば、とブレットが異変に気づく。やけに静かに語れたと思ったら、とキョロキョロ見回す。
ああ、エッジならトイレに行ったよ、とハマーが返事した。
他の3人はエッジが立ち上がったことにすらまったく気付かなかった。
「いえーい★エッジ様無事きかーーーん★」
噂をすれば影。タイムリーに奴が戻ってきた。今に始まったことではないが、完璧に酔っていた。
ただですらタレ目なのに、余計に垂れてとんでもない表情だった。
そして立ってるのもままならないくらい、フラフラした足つきに
(よくその状態で用を足せたな)とブレット。
(帰還しなくて良かったのに)とミラー。
(様って何よ)とジョー。
(帰りのタクシー、早めに呼んでおこう)とハマーD。
全員が全員心の中で突っ込んだ。セリフに関しては完全スルー。
よっこらしょ、と独り言にしてはデカイ声で、エッジは持ち場に座った。どこのオヤジだよ、とミラーが小声で言った。
「まあビッグイベントはそれだけじゃないんじゃね〜の? お・ふ・た・り・さ・ん♪」
とエッジが頬杖をつきながら、視線を向けたのはブレットとジョーだった。