捧げもの
□ある日の突拍子のない考え※フリリク小説
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すると、トレーを持った友達が「イエローおまたせ!」と言いながらやってきた。
「2人分持つの大変だったよ〜;;」
「あっごめんね!」
友達との会話に集中していると、隣から椅子がガタッと動く音がした。
「じゃあそろそろ俺達行くな。」
「えっ?昼休みまだ全然あるのに…」
「課題がたくさんあって大変なのよ。まぁ、私らはグリーンのを写すから楽なんだけどねvV」
「誰が写させてやるなんて言った、自力でやれ。」
「ええぇ〜?」
「じゃあ、またなイエロー。」
とレッドさん達は返却口に向かっていった。
「……でレッド先輩と会話出来た?」
「/////ゴホゴホッ!!!!!」
思わずご飯が喉に詰まりそうになった。
「アハハ♪わかりやすいな〜w席取りをイエローに任せた私に感謝しなさいよ!」
「う、うん…///」
どうやらに来て食堂に来てすぐ、奥にレッドさん達がいるのを気付いてたらしい。
本当にこの子は目敏い。
「毎日学食かぁ…。」
「はぁ?」
「レッドさん、1人暮らしだから毎日学食なんだって。」
僕は先ほどの事を話した。
とは言ってもそんなに多くの会話はしてないけど。
「ふーん……。でも本人別に気にしていない様子だけど?」
「でも、なんか可哀相…。」
「下宿生活はそれが当たり前なんじゃない?」
「そうかぁ……。」
「コンビニとか外食ばっかだったらそりゃあ栄養偏るけど学食な…「決めた!」
「えぇ?な、何を?」
突然会話を遮って、決意を露にしてびっくりする友達は、問うた。
「僕、レッドさんにお弁当作る!」
【いつも学食を食べてるレッドさんにお弁当を】
これが理由だった。