ポケスペ文

□終わりなき旅
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「なんで突然…」


やっと呼吸が整ってきたけれど、まだ少し喋り辛かった。



「なんか急に走りたい気分になっちまってさ。軽ーいジョギングだよ。」

「その割には尋常じゃない汗ね。」



朗らかに笑う彼だったけど、彼の頬を伝う汗を見る限り、「軽く」なんてレベルじゃなかった
後をついて走った私にはわかる。あんなのジョギングなんてもんじゃない。




「いきなり全力疾走する馬鹿がどこにいるのよ!」





それでもゴールドはまだヘラヘラと笑っていた





「俺がこうやって突っ走って来たのは今に始まった事じゃないだろ?」






ヘヘンッ!と強情ばった彼の目は何か揺らいでるものがあった
 
 
 
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