うえき文

□Empty Existence
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誰かに気付いてもらいたかった





誰かに認めてもらいたかった











「君は孤独(ヒトリ)じゃないよ」って











その貴方の温かみのある優しさで私の冷たい悲しみに触れてもらいたかった






貴方に携わる何かの一部に…






私という存在を、貴方の大切なものの一部に踏み入れたかった















でも届かなかった














“尽くせば報われる”と言うけれど、そんなものはないんだ。



それは貴方が示してくれた。



世界の仕組みは何でこうも人に容易く傷をつけるのだろう








嗚呼…









私の存在価値って何でこんなにも空っぽで儚いのだろうか…














悲鳴に近い何かが私の中で砕け散った、そんな気がした。



それに似つかわしくないほど綺麗な輝きが瞼から滞らずに流れた。






*終わり*
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