銀魂

□壊
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「どうか…したんですか?」
「ゴリラには関係ありません!」
「……………………………」


語られる言葉は何処までも切なく思考を揺らす。
止まぬ雨に全て洗い流して欲しいと望んでしまうのは、愚かな自身のせいなのか、弱い自身のせいなのか近藤にはわからなかった。


「ジッと見つめないで下さい。…気持ち悪い……」


美しく吊り上がる柳眉
鋭い眼差しは強い光を湛えていて。酷く泣きたくなる。
あぁ…。どうしてここまで自分の目の前にいる少女に恋い焦がれているのか……
行き着く答えは持たぬまま


「あはは!お妙さん《気持ち悪い》とは初ですね〜!!そんな照れ隠し、この近藤勲には通じませんよ!!!」
「何言ってるんですか?このクソゴリラ!さっさと目の前から消えて下さい!!」
「うわぁ♪お妙さんの今の表情もお綺麗ですねぇ〜〜!」
「煩い!」


今日もひたすら近藤は彼女の前で愛を捧ぐ。
そう。歪んだように狂ったようにただ妙に、妙だけに愛を捧ぎ続ける――…

















(近→妙。ちょっと暗く歪んでるのか…?(←聞くなよ(汗))
あ、一応、葵の中ではお妙さん本当に照れ隠しなので正しくは近→(←)妙です。
相変わらず意味不明(笑))





初出し 2009-07-04 01:21

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