企画
□プレゼントR
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「大丈夫か?」
隠せなかったレンをごまかそうとするが、恋次がどんどん近くにくる為頭が働かない。
「違っ!!
コレは貴様を模したワケではない!」
取りあえず否定しようと必死に口を開く。
恋次が軽く眉を顰めた。
「違うと言っておろうが!何だ、その顔はーっ!?」
次から次へと言葉をはっしているルキアは気付いていなかった。
余計なことさえ言わなければ、恋次がレンを気にかけたりしなかったことに。
恋次は心配で心配で…
ルキアしか目にはいっていなかった。
だが、ルキアの言葉に彼女が必死に少しでも自分の身体で隠そうとしているレンに目をうつす。
……ああ、なるほど(妖笑)
恋次はルキアがハチマキの所を触っていた為、すぐ理由に気付いた。
「…………なんだぁぁ?俺がいなくて寂しかったのか?」
答えはわかっているくせにニヤッと嫌な笑い方をしながらわざわざルキアに尋ねる。
「違っ!!違うと言っておろうがっ!!!
別に寂しくなどないわっ!!!」
「へぇ〜?………じゃあ俺もう帰ろうかなぁ……?」
「えっ!?やっっ…」
恋次の言葉と背を向けようとする動作に素早く否定の言葉が出、引き止めようと恋次の死覇装の袖を強く握った。
「〜〜♪♪」
ニヤニヤ笑う恋次に見つめられ、はめられたことに気付いたが、後の祭だ。
ムカつく〜〜!!!
苛立ちが押さえきれなくて、なんとか反撃しようと考えていると、恋次の顔がどんどん近よってくるのが見えた。
……………?何だ…?
「……ルキア…。今日俺プレゼント持ってくんの忘れたんだ。だから、かわりっちゃ〜なんだが、寂しいなら一緒に寝ようか?」
「………っっっ!!」
急に色っぽい笑顔で耳元に甘く囁かれ、立っていられなくなる。
顔が今までの比にならない程紅く染まっていくのを感じた。
…………っっっ!!
とてつもなく悔しい!
だが、それよりも嬉しいと思ってしまう感情には勝てなくて……
……まぁ、いっか…
今日はクリスマスイヴだし…
私はこんなプレゼントも悪くないかもしれないと素直になる為の理由をこさえ、恋次の腕の中でおとなしく目を閉じたのであった。
だから数分後、
私の体調と身体(恋次が来ている為(笑))を心配した兄様が部屋を訪れた為、桜と一緒に恋次の紅い何かが飛び散ったと同時に恋次の思惑も散っていった
なんてのは、私にとっては関係ない話である―――。
終
はい。無理矢理終わらせました(苦笑)。
すみません!!暁様っっ!!!
素晴らしい絵なのに、こんな作品しか書けませんでした…。ウォォォ!!本当にすみません!!
皆様、暁様の絵は素晴らしいのですよ。
だから、こんな駄サイトのイメージはもたないで下さいね(>_<)!!
あ、題のRは恋次にとってはルキアであり、ルキアにとっては恋次であり……です。わかりにくくてすみません!!
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