BL話

□※〜バットエンド・刹那〜
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随分変わったものだ

彼はつい2ヶ月前には抱く専門だったのに、今ではもう抱かれる喜びに従順だ
嬉しい嬉しいと腰を振り、女だったら確実に孕む量の欲を腹いっぱいに詰め込むことを至福とする


「ぁん、だめだ、また火ついた」
「毎回そう言ってる」
「早く挿れろ」


仕方がないと言い方だがベラミーは内心大満足だった
今では彼の全てを知り尽くしている
何処が感じるか、何を言えば恥ずかしがるか、どういう顔をしているとき何をすれば悦ぶか、何をどうしてこうすれば

ベラミーは知り尽くしている


「ぁああ」
「まだ全部挿ってないのに感じすぎだぜ・・・相変わらず淫乱だなあ」
「くぅん」


淫乱という言葉にドフラミンゴは感じやすい
入り口でかなり浅く挿入を繰り返せば泣きそうな顔がベラミーを見る

たまらない、たまらない



「んゃぁあ!らめ、まだ、そんなしたら!イくぅう!」
「物欲しそうな顔してたのはお前だろ!ほら、イっちまえ!!」

「あはぁああん!」



何度かに細かく分けて達したドフラミンゴに笑みがこぼれる
脱力するドフラミンゴの腕を掴んでさらにバックから突き上げる

達したばかりの身体は快楽を増強させて伝えていく


「はぁあ!あん!」
「気持ちいいんだろ?ほら、もっと鳴けよ」


快楽を貪るだけのドフラミンゴと、純粋・・・とは言い難いが、ドフラミンゴを抱きたいベラミー
バランスは結構いいと思う

だがベラミーが一番辛いのは、この行為に心がついてこないこと



「はぁああぁあん!」



射精したドフラミンゴの締め付けにベラミーもドフラミンゴの中に出す
ベラミーは少し息を整えてからまだ少し痙攣しているドフラミンゴを突き上げる

これも彼が悦ぶことだ

いつもいつも、ベラミーは彼に酷いことをしているようで彼のために動いている
それは一重に、彼を愛しているから



「はゃぁあ!」


売女となったドフラミンゴはいつも事を追えた後ベラミーの下に来る
それが彼は嬉しかった
それが彼は普通だった

ねえこの行為に愛は生まれることはないのですか?


問い掛けた声は彼の耳には届きはしない




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