儚い緑

□届かない2
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「駄目です…僕は本物のルークしか愛せません…」

小さなルークはしょんぼりしながら、立ち上がった。

「イオン、逃げなくて良いよ…本物もきっと、イオンの事が好きだから…」

ニコリと笑うと、僕は睡魔に襲われ、その場に倒れ込んでしまった。

何でしょうか、暖かい温もりを感じた…。

そのままゆらゆら揺れながら、耳元で…

「……好きだから、逃げなくて良いのに……」

あぁ、ルークの声です…
もう少し、もう少しだけ眠っていても、飯でよね?

「……大好き……」

寝言の様にそっと囁いた。


end
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