色々
□本当の姿
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アンタは何時も仕事仕事、休もうとしないからいけないんだよ…?
「コーヒー、アンタの分も作ったんだけど…飲む?」
「…貴方が私にコーヒーを? 珍しい事もあるのですね」
クスクス笑いながら、ボクの作ったコーヒーを取る。
そして、唇がマグカップに触れコーヒーを飲む。
「どう、味は?」
「美味しいですよ、シンク…あっ、…えっ?」
「おっと」
やっぱり、大人を抱えるのはキツいね。
でも、ちゃんとベッドで寝かせてあげなきゃ…疲れが取れないだろうし。
ボクはディストをベッドに寝かせた。
銀色の細く柔らかい髪、白く透き通る肌
どれを取っても綺麗で…。
「やっぱ、薬はまずかったかな…」
少し後悔し始める。
「…気持ち良さそうに眠って…」
静かに寝息を立て眠っている。
思わず頬にキスをする。
「…不思議、何でこんな奴可愛いと思うんだろう…」
しばらく考えた後、辿り着いた答え、それは…。
「……好き……」
そうなんだ、好きなんだ…。
こんなに馬鹿なのに…。
そっと、髪をとかす様に頭を撫でる。