立海一家シリーズ
□浪速戦隊シテンホウジャー
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どーも。俺の名前は財前光。中学2年生のカーマインホーク。
大阪四天宝寺中テニス部の次期部長。
天才財前くんとは俺の事っス。
「……って財前!!お前何ナレーション3行目で正体バラしとんねん!?」
「立海の切原のナレなぞっただけっすけど?」
※【立海戦隊 絶対王者 <ゼッタイオウジャー>】の冒頭参照。
「いや、其処はもっと他にあるやろ!グッドルッキングガイに対して、クールガイとか、スーパードライとか!」
「そんなんよう言わんわ。謙也さん、ダッサ」
「なっ!?」
うるさい先輩は無視して続けるで。
俺達四天宝寺中テニス部レギュラーは、校長の推薦で、ご当地ヒーローっちゅうのをやる事になった。
オサム先生も昔やった事があるらしく、「ついに自分らも選ばれたかーっ!気張れや〜!?記念に1コケシやろう、おおやろう!!」とか笑っとった。いらん。
そんなワケで、今から俺達は、浪速戦隊シテンホウジャーです。
「ざっくりした説明やな〜財前。無駄が無くてええ!んん〜っ絶頂!」
絶頂と書いてエクスタシーと読む。この人が部長の、白石メディスンバイブル蔵ノ介。
「ちょ、おま…っ!それじゃメディスンバイブルが白石のミドルネームみたいやんか!」
あ、あとの人は設定参照な。いちいち紹介すんのめんどいんで。
「めんどいて…俺さっきから喋ってんねんけど」
「あんた名前長過ぎやねん。忍足ホワイトスピードスター謙也さん。語りとか面倒やから嫌や言うたのに、遠山には任せられへんからて俺にしたん先輩達でしょ」
せやから俺が語っとるわけや。ブログ書く時みたいでええって言われてるし、苦情は受け付けへん。
「きゃーっ!!光ぅかっこええ〜v」
「浮気かーっ小春!!おい財前、もっと登場人物について語れや!俺の小春への愛が全く伝わらへんやろが!!」
「なぁ〜まだ闘わへんのー?ワイ早く勝負したいわぁ!!」
「金太郎、まだ冒頭ナレーションやから。おとなしゅう待っとき」
「せやで金太郎はん。今は財前はんの語りの時間や」
「ちゅーか千歳は何処行ったんや…!」
あれ?そういうたら、千歳先輩がおらへん。まーたどっかふらふらしとんのか……ちゅーか副部長、あんた参加しとったんすか。
「俺も設定に載っとるやろ!…って何でお前、それをナレーションで言うねん?」
本編やと目立たへんやろし、気ぃ遣たんすわ。
はい、ジーニアスサウンド。
「…小石川です…。シテンホウジャーとしての名前は、サプリメントハーブいいます…。副部長で副官の俺んこと…忘れんといて下さい…。小石川です…」
某ヒ○シのとはちゃうけど、俺が作ったBGMが流れる中、条件反射のようにポケットに手を突っ込み、副部長はスポットライトを浴びた。
この人が本編でスポットライトを浴びる事はあるんやろか。
副部長、お疲れさんです。
…っちゅーワケで、俺達シテンホウジャーの闘いが始まった。らしい。
「勝ったモン勝ちやーっ!!」
あ、語りは俺やけど、戦隊のセンターはこの遠山やで。
「今更かい!!!!」(全員)