□聖ニコラウスの訪問
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昔々、4世紀頃の東ローマ帝国に、小アジアの司教、キリスト教の教父『聖ニコラウス』という人がおりました。


ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせる事が出来ない家の存在を知りました。

ニコラウスは、真夜中にその家を訪れ、屋根の煙突から金貨を投げ入れました。

この時、暖炉に靴下が下げられていて、金貨は靴下の中に入っていたのです。

この金貨のおかげで、娘達は身売りを避けられたのでした。




この出来事は、『聖ニコラウスの訪問』として全米中に伝えられ、『セントニコラウス』はオランダ語で、『シンタクラース』となる事から、14世紀頃から彼の命日である12月6日には、『シンタクラース祭』として祝われるようになりました。

このシンタクラース祭では、子ども達が枕元に靴下を下げておくと、翌日にはお菓子が入っているというものでした。


17世紀頃、アメリカに植民したオランダ人が、シンタクラースを『サンタクロース』と伝えたのが、今のサンタクロースの語源と言われています。

後に、ミサに行く日である12月25日がクリスマスとして広まったと考えられます。




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