Short Stories
□初恋
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「ぁ…ま、まって」
クチュと首筋の柔らかい感触がすっと引いた。
少し、寂しく物足りない思いを感じた。
ぼーっと熱い体を優しくでも少し乱暴に撫でる手も止まった。
「何?」
優しく、でも少しトゲのある言い方だった。
「あの…心の準備が…」
ブラウスのボタンは半分以上がはだけていた。
「んんっ…」
いきなり、強引に唇を奪われる。
「大丈夫…すぐに準備出来る」
そうささやき、またスカートの中の手が奥へと進む。
「ぁっ!」
リビングの白いソファがギシッと鳴った。