草紙(長)

□天馬の嘶きは天に響く―肆―
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闇夜に大きく広げられた翼。









忘れもしないその姿。









同胞達を、郷を赤色に沈めたその根源。









目を閉じれば瞼の裏に蘇る仲間の無残な亡骸。









そう、全てはあの日から狂い始めた――――――――。






 
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