草紙(長)
□天馬の嘶きは天に響く―参―
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微かに感じた懐かしき気配。
漆黒の天の先へと視線を馳せる。
翔ける速度を上げる。
見つけ出す。
その思いを胸に秘め、碁盤状の都を見下ろした――――――――。
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