□夏の終わり
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    夏の終わり


防波堤が
ずっと続く道を君は
映画のように
少し後ろを歩く

グラナデンみたい
甘い赤に空が色づいた
ほんの少し足を止め
海でも眺めて行こう

夏の終わりを告げる潮風
ほんの少しだけど人恋しい
秋の気配がした
いついつまでも
君のそばで
季節を感じて生きていこう
焦らずゆっくりと

防波堤に
ずっと座ったまま君と
海へ沈む太陽を見続けた

二人言葉は交わしたりは
してなかったけれど
ちゃんと君と手を繋いで
一つになってた

夏の終わりはなんだか寂しい
鮮やかに咲いたヒマワリも
色褪せてゆくよ
これからもずっと
君のそばで
涙と笑顔を分かち合い
思い出を作ろう

空に浮かんだ
壊れそうな丸い月も
まるで夏を惜しむように見えた
黙ったままぎゅっと
繋いでた手を握り直したね
そんなとこ
「大好きだよ...」

夏の終わりを告げる潮風
ほんの少しだけど人恋しい
秋の気配がした
いついつまでも
君のそばで
涙と笑顔を分かち合い
思い出を作ろう


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