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□アルドールの施政
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T、『セビリア・バノックバーンの忠誠』

マンデライド兵は侵略者を睨み、自由の効く口を異教徒への侮蔑にだけ費やしている。
アルドールは、この兵達を殺さず着衣を剥ぐように命じただけだった。
そしてアイゼンを振り返り促すと共に歩を進めはじめた。

「お前の気持ちは理解した。そうだな、構わんお前はアクアパレスに戻るといい」

アイゼンはアルドールの顔色を窺ったがそこに怒りの表情は見て取れなかった。

「よろしいのですか?」
「あぁ、構わん。そうだな十五万の兵を連れて戻るといい」
「十五万!?殿下はたった三万の兵で
 

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