お話
□居酒屋模様
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此処は南のウィッカ内にある居酒屋…名は逢夢。
今日も様々なアナザー(人間)模様が繰り広げられる。
とある一角で語り合う１組、どうやらエクエスさんとティリーさんである。
会話の内容は自分には聞き取れない。
まあ聞き取れたところでわからないが…
そんなエクエスさんとティリーさんを嫉妬の眼差しでみつめる少年ールシファさんである。
…どうやら、我慢の限界がきたようで｢ダーリーンっ！！！｣と居酒屋中に響きわたる声でアタックするもエクエスさん、華麗にスルー。
そんな様子をいつもの様に眺めている少女ー聖羅さん。
そんな彼ら・彼女らを、カウンターという席で眺めている自分。
この空間は居心地がいい。
混沌としているとか言われるが、それこその醍醐味だと常々に思う。
そんな自分に声がかかる。
｢やぁ、パパ。｣
私も返事をする。
｢やぁ、―｣