桜歌(長編)完結

□桜と思い出
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「本当に人に頼るのが苦手だよね、薫ちゃんってさ」




そのときだった。




全身血塗れの男たちが入って来たのは。
「動くな!」
そう言った男の手に握られていたのは一丁の拳銃だった。
よく見ると、入ってきた男たちは1人一丁は拳銃か何らかの武器を持っていた。
そこで一つの可能性が思い浮かんだ。


昨日の銃声。


「ねぇ土方さん、あれ昨日の」
「あぁ、だろうな」
そう
皆思いいたっていたのだ。
だがこちらにいるのは戦場を切り抜けてきたメンバー。
もちろん撃退する気だった。
だがそこに一発の銃声が鳴り響き、男たちのうちの1人に当たった。

そのとき土方の頭には銃を器用に扱う1人の人物が浮かんだ。
その考えを消そうと銃声のした方向を向いた。




その先にいたのは




         
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