桜歌(長編)完結

□三日月と桜
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彼らは今、その最期について何を思うのだろう。



そして
彼とした約束。




「また一緒に……」




そのとき目が覚めた。
机のところには教師がいる。
どうも授業中に居眠りをしていたようだ。
「………如月」
「……すみません」
そのあと、教師が去ると、隣の席の子が話しかけてきた。
「……如月さん…大丈夫?…泣いてたけど…」
そのとき、初めて気がついた。
涙を流していたことに。
「大丈夫だよ、ありがとうね」
「…なんか意外…如月さんって怖いイメージだったから…良かったら友達になってください!」
「うん、いいよ!」
こちらに生まれて初めての友達。
基本的に私に友達はいない。
学校よりも働くことが多かったし、彼らのこともあってか《仲間》と言う存在も言葉も苦手だった。





土方side


源さんの話があってから、薫の存在が気になるようになった。
もしかしたら近くにいるかもしれねぇ。
そんな思いを抱いて。
アイツは一体今何を悩んでいるのだろうか。
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