桜歌(長編)完結

□桜の始まり
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そんな考えを土方さんが頭に巡らせているとき、如月薫の乗る車の中で今回の仕事の内容が話されていた。
「今回の仕事は暗殺となります、ターゲットは保守党のリーダーです」
「ふーん、んで理由は」
「最近裏でどうも金が動いているとかで」
「あの人の許可は」
「そちらはきちんと取りました、こちらが証拠です」
「…うん、で星は今どこに」
「自宅の自室と思われます」
「了解」
「それと学園の関係者を調べてほしいのだけど」
「かまいませんが…」
「お願いね、この学園全員分」


そうして今日も闇の中を突き進む。





如月薫が仕事をしているとき、土方さんは頭を悩ませていた。
家に帰り、風呂に入り私服に着替えた後、軽く食べながら。
(政府関係…一体そいつは何をしてるんだ?高校生だろ、何処で出会うんだ?)そんなことを考えながら。



   
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