遠い日の記憶(長編)

□運命への扉
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その日、私は町をぶらぶらと歩いていた。
そんなときだ。
再び…
再び彼らに…
いや、彼に出会ったのは



私がぶらぶらと歩いていたときに見つけた彼らは、どうも様子を見る限り巡察をしているようだ。
その中に二人。
見覚えのある人物がいた。
(ふーん…アノときの奴らか)
やはりと思った。
様子が気になって見ていると、少女がはぐれて桝屋の方へと向かっていた。
遠くから見ていたため、何を話しているかは分からなかったが…。
すると突然店にいた男が叫び、中にいる人は逃げたり斬りかかったりしていた。
すると、新選組が乱入してき、浪士達の捕縛が始まった。
どうも店主らしき人物が捕まったようだ。
私は少し気になって、人の姿となり、町の人々に聞いてまわった。
そこで分かったことは3つ。
1つ目は彼が古高なる人物で長州と関わりがあるということ。
きっと今頃新選組の屯所で拷問されていることだろう。
2つ目は本日池田屋にて会議があるということ。
それについては四国屋説もあるが、それはないだろう。
3つ目は鬼である風間、天霧の二名が池田屋にいると言うことだ。
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