桜歌2

□変わる日常と桜
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鮮やかに





彩りだした日常





彼らは私を




こんなにも





幸せにする





彼らと過ごすようになって、変わったことがある。
お昼休みに屋上で揃ってお昼を食べるようになったことだ。
今までは一人で教室で食べるか、友達と食べるかの二択だった。
そう言えば
屋上に呼び出された次の日、かなり心配されたのを覚えている。
あのときは不謹慎にも笑えた。
そんな幸せな生活に不満はない。
でも
一つだけ気になることがある。

土方先生だ。

あの日以来、私は彼と話していない。
それは話すことが無いのか、その機会が無いのか。
私には分からない。
まぁでも自分自身、彼を避けてる気がする。
それは罪悪感から来るものなのか、それとも生徒と教師だからなのか。
それだけは分からない。



そうこうしているうちに放課後がきた。
今日は確か東京方面での仕事のはず。
そう思いながら外に出ると、何故か迎えの車が来ていた。
その事に溜め息をつきつつ、車に乗り込んだ。




  
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