捧げ物

□空と星と私
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時経つごとに変化し空





夜空いっぱいに輝く星





運命に縛られし私





土方side


長く続き、たくさんの同士を失って戦は終わりをつげた。
そんななか、俺は生き残り桜と共に生きることを選んだ。
あの日から幾分かの季節が過ぎた。
ところが最近桜の様子がおかしい。
そりゃ俺が羅刹へと変わってから、お互いに体調に気をつけて暮らしてきた。
だが俺は桜との時間を削ってきた覚えはない。
俺は湯呑みを片手に部屋の外に出ると、お湯を沸かしに行こうと縁側を歩き出した。
しばらく行くと、縁側に腰をおろし、空をぼぉっと眺める桜の姿があった。
「……おい、そんなとこに薄着でいたら風邪ひくぞ」
声をかけても気づいていないのか、反応がない。
その様子を見て、ため息を吐きながら後ろから桜に抱きついた。
「ひゃっ…なんだ…歳三さんですか〜驚かさないで下さいよ」
「なんだじゃねぇ…なんか悩み事でもあるのか?」
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