桜歌(長編)完結

□咲く桜と散る桜
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季節が流れ






散りゆく桜






その先に咲く桜





その桜は――――





源さんside


一本の電話がかかってきた。
それは薫からの電話だった。
内容は事情があって彼らが警察署にいるとのこと。
そこで暇なら迎えに行ってほしいとのことだ。
何かの機密を見たとのことらしい。
幸い今から休みだった源さんは彼らを迎えに行くことになった。




彼らside


そして
警察署にいたる。
俺らは警察署に来てからある一室に閉じ込められていた。
「さて、貴殿方にお話があります」
そこにいたのは一人の落ち着いた様子の男性。
警察官にしては強気な感じでもない。
「貴殿方の噂は聞いていますよ、ある人物より」
「ある人物だと?…誰だ」
「…それは無理にございます…個人情報ですし、思い出話しか聞いておりません故…では本題に入りましょう…貴殿方は何を見ましたか?」
「僕たちは拳銃を持った男が殺されたとこを見ただけだよ」
「おぃ総司!」
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