窒息の白

□過去との再会
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降旗達の話からして
優子は
A高・・・

亜宮高の有名私立高

東京都内にあるようだが
成績優秀者が多く
某大学にも進学するほどの
お金持ちの家系も多い学校である




「そういえば・・・優子の家ってお金持ちだっけか・・・」

ぼそり部活帰り一人になった道でこぼす
今でも覚えている

あの顔
私を見て憎んだように睨む姿

たかが小学生の恋の問題
でもその小ささに
その幼さが為

私はこうなってしまったのかもしれない


赤司征十郎と出会い
ここまで私は生きれてものの
嘘だらけだった

もし帝光で変わっていなければ
私は



♪〜♪



ふいに鳴る着信


「はいもしもし」


「名前?元気ないみたいだけど」


その声は征十郎
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