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□ボクが君でB
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「ショウ!ボクを助けて!じゃないと腹筋2000回だよ!」


なりふりなんて構ってられないボクはそう叫んでいた。


「え?」
「先輩であるボクの言うことが聞けないの!?」
「お…おぉ?」


頭の上にハテナマークを一杯浮かべたショウだったけど、トキヤとオトヤを引き剥がしてくれた。

……やっと解放された。
男に抱きつかれるなんて二度とごめんだよ。
というか…今日入れ替わっていなければ本物のハルカがこうなっていたってこと?


「つーかよ、なんか今日の七海変じゃねーか?」
「うん、俺も思ったんだよね、それ」
「そうですか?たまには刺激的な七海さんでいいと思いますよ…ふふ」
「一ノ瀬は少し黙っていてもらえないだろうか」
「なんつーか、ところどころ藍っぽいんだよな…今だってさ」


ハルカを演じ切る、なんてここに来る前はいったけど。ごめん、ハルカ。無理でした。
ここでごまかすともっと後々面倒になりそうだから。


「まぁ、そうだね。実はかくかくしかじか…」


ボクは正直にありのままを話した。
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