時神になっちゃいました
□第二話
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はい、どうもこんにちは。
どうしてだかわからないけど神様はじめましたの世界にトリップし、時神になってしまった優亜です。
現在私は庭の手入れをしています。
こちらに来て結構な日が経つが、何か起こるわけでもなく平凡な毎日を過ごしていた。
巴衛から聞いたが時を司る神“時神”は結構な神様らしく、その地位を狙う妖は沢山いるらしい。
なんだかなー…
元の世界に戻りたいと思わない。
逆に此処に居たいと思ってしまう。
それに…
巴衛と離れたくないし…
『////ち、違うもん!!好きとかじゃないし!』
ブチブチブチ
赤面しているのを隠すために次々と雑草を抜いていく。
そうだよ
これは好きとかじゃない
異なる世界の者へのあこがれ
『そうに決まってる!
そうじゃなきゃいけないんだよ…』
ブチブチブチブチブチブチ
「うそ──────!!!!」
ブチブ
『騒がしいな…』
『どうしたんですか、奈々生?』
「あ、優亜!あのね、私の学校にKURAMAが来るんだって!!」
『ふぅん…KURAMAですか。
で、巴衛は行っては駄目だと』
そうなの!と、奈々生は言う。
KURAMA…
あの天狗さんか…
『ね、巴衛、行かせてあげてもいいんじゃないですか?』
「駄目だ。俺は社の仕事が忙しい」
『時を司る神“時神”の私が言うんですよ?』
「…………いいだろう。
ただし条件がある」
巴衛は時神の優亜の発言に渋々従った。