ミズノオト

□9話
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__大会まで残り5日。




「遥先輩すごーい!また自己新規記録です!地獄の合宿の成果ですね」






遥の渚のタイムを計ってる江がそう言った。ちなみに私はプカプカ泳いでそれを見てるだけ





「ぷはっ…僕は僕は?」



「うーん、渚君はもう少し頑張りましょうって感じ」



「だけど、皆短期間でよくここまでこられたと思うよ。怜のバッタもタイム上がってきてるし」



『怜ちゃんは元々陸上部で棒高跳びやってたんでしょ?うん、筋肉とか筋肉とか筋肉とかいい感じになってるよ。』



「ですよね!でも、この程度で満足してちゃだめです!皆もっと上を目指しましょう!ちゃんとしたコーチもつけて!」


「えー!?今からー?」


「何かを始めるのに遅すぎることはありません!最後の調整だけでもみてもらえばより完璧なコンディションで大会に望めます!」


『コーチかぁ…』


「そりゃーコーチいたほうがいいけど、やってくれる人がいないし、」「だからもっと真剣に探すんですよ!」


「必要ない」





プールから上がった遙はそれだけ言って踏み台のところへ行った





「まあ、確かに遙には必要ないか」


『お、遙また泳ぐのか』


「あ!せっかくだから蒼ちゃんもハルちゃんと一緒に泳いでよ!」


『なんでよ…』


「だって、蒼ちゃん最近タイム計ってないし、きちんと泳いでないでしょ?」


「あ、確かにそうですよ、蒼先輩!」


「うん、だから泳ごうよ!」


『無理です。めんどくさいです。』


「蒼、プリン奢るよ?」


『喜んでやらせていただきますっ!!』






真琴のその一言でプールから出て、遙の隣のコースの踏み台まで移動した





「蒼先輩すごいやる気になりましたよ……」


「さっすがまこちゃん!」


「行きますよー?よーい…どんっ!」





スタートの合図と同時に水に飛び込む。





「すごい…蒼先輩と遙先輩ほとんど差がないですよ!」


「早くなったね、蒼」


「あれ、でもなんか様子が……」


『っ…!』






ターンをした途端に右足のふくらはぎに痛みを感じ、泳ぎをやめてプールから上がるとそのまま右ふくらはぎを掴んでうずくまる。遙も真琴達も私の元に駆け寄った






「蒼!大丈夫か!」


『は…るか…脚が…脚、つったぁああああああっ!!!』






みんなポカーンとなった後にため息をついた






「先輩、ちゃんと準備運動しました?」


『うぅっ…してない』


「はぁ…ほら、脚伸ばして」










『いやいやー、痛かったねぇ』


「馬鹿だな。」


『うるせー』


「今度からは準備運動してくださいよ?』


『ええ…』



「し て く だ さ い ね ?」



『…はぁーい』






怜ちゃんのお目目が怖いです。
今度からちゃんと準備運動しよう、うん






『真琴ー!さっきはありがとうねー!』


「どういた…うわぁっ!」






__バシャーーン

真琴に抱きついたせいで2人でプールに落ちてしまった







「ああ!まこちゃんと蒼ちゃんが落ちた!」


『ぷはぁーっ!…えへへ』





今日もいろんなハプニングがありながら大会を目指しています









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