ミズノオト

□8話
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「わあー!すごーい、きれー!」


『すごいすごーいっ!』


「さすがによく見えますね。あれが夏の大三角ですね。オト座のベガ、白鳥座のデネブ…」






空を見てみると普段見えないような星空があった






「あれはイカ座?」


「鯖座はどこだ」


『プリン座は!?』


「ふふ、そんなのないよ」


「うーん、じゃあれは岩鳶ペンギン座?」


「ないですから」


「えー盛り上がらないなぁ…あることにしようよ!あ、みてみて!」





渚が下を見てつられて見てみると、空が映って綺麗だった




『綺麗だなぁ…宇宙にいるみたい』


「お前は宇宙人だからな。」


『もっとロマンチックな事言おうぜ。』









太陽が昇り、辺りが明るくなるとテントがある島が見えたが案外近かった





「手を振れば、天方先生か江さんが見つけてくれますよね」


「まだ寝てるだろう」


「起きたら気づいて船出してくれるんじゃないかな」


『私も寝たい』


「島に戻ったら一緒に寝ようねー!」


「じゃ、俺が泳いで連絡してくるよ」


「馬鹿言うな!」


「そうですよ!」


『駄目だよっ!』


「でも、今の海はすごく穏やかだし…それに、皆がいてくれるから」


「…じゃ、僕も!」


「じゃ僕も行きます」


『私も!』





渚、真琴、怜ちゃんと私で先に海に向かって走った




「よし、島までだれが早いか」


「競争だね!」
『きょうそーうっ!』


「いいでしょう」


『遙も早くー!』


「ほら行こう!ハル」






残った遙も一緒に海に入り、テントがある島を目指して泳いだ






「あともうちょっと、ほら怜もがんばれー!」


『眠い…』


「僕もぉ…」


「2人共寝ないでくださいっ!」


「蒼と渚もがんばれ!」






目を閉じながら泳いでると寝ちゃいそうになるため真琴が隣に一緒に泳いでくれた。






『つ、つかれた…おやす…み』


「ねむい…」






島に着くと砂浜に次々と倒れ、皆寝始めた






「皆…なにやってるんですか…」


「一夜干し?」


「はいはい練習始めますよー!ちっと、皆さん聞いてるんですかー!起きてくださーーーい」







その後に先生達に事情を話すとその日の午前だけ練習を休ませて寝ることになった







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