ミズノオト

□7話
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遥は気を失った真琴の腕を肩に回し、砂浜に着くとべたりと倒れこんだ






「蒼……っ」






蒼の手を取ったが大きな波が来て離してしまった。
周りを見渡すが蒼も怜達の姿はなかった。








「真琴…!」


「は…るか…」


「大丈夫か?」


「ここは……」


「多分好島だ。テントから見えた向かいの…。」


「怜は…!蒼は!?」


「まだ動くな!安静にしてろ!」


「でも怜達が…!」


「怜は渚が助けてくれてる。蒼は……」


「蒼は…!!」


「安心しろ、きっと無事だ。俺は蒼を探して来るからお前はここにいろ」


「いや…俺も行くよ」


「…ああ」







真琴に手を差し出し、立たせると少しフラフラしながら歩いた







「!!あそこ・・!」








少し歩くと砂浜にうつ伏せになって倒れこんでる蒼がいた。遙と真琴はその姿を見るとすぐに駆け寄った






「蒼!蒼!!」


「真琴、落ち着け」









真琴は蒼を強く揺らすが反応がなかった。
遙は蒼の胸元に耳を当て、心臓が動いてるかを確認する






「心臓は動いてる…怪我は、ない……息が弱い……」


「そんな……!」










遙は蒼の顔を上に向かせ、口を開かせると自分の口を近づける







「遙……」


「……仕方ないだろ」






すると蒼に人工呼吸をした







『……んっ、がはっ!……ごほっごほっ!!』


「蒼!」


『……。』


「……寝てる」


「よかったぁ……」






真琴がほっと息を吐きを吐くと遙は蒼を抱き上げた






「雨強くなったし、どこか避けられる場所に行こっか」


「ああ」









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