ミズノオト

□6話
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「お疲れ様でしたー!」




江達がいるところまでに戻るとタオルを渡してくれた。礼を言うと砂浜に座り込む






『疲れたぁ…』


「やっぱり、地獄の特訓メニューはキツかったですか?予定の半分くらいしかこなせてないし…」


「まぁ、初日はこんなもんだよ」






だが本当に思った以上にキツかった。
毎日こんな特訓をしていたら本当に痩せられるんじゃないか。

そんな事を考えてると向こうからあまちゃん先生が食事にしようと声を出した






「僕お腹ぺこぺこ!」


『ご飯ー!』


「あらいけない!調味料をわすれちゃった」


「うえぇーっ!?」


『じゃ、私宿で借りてきますよ!』





水着の上からジャージを羽織り、宿まで走っていった。






『うわぁっ、すみませんっ!』


「いいえ、こちらこそ!……って、蒼さん!?」


『あっ…似鳥君!?』






宿まで後少しのところで入り口で誰かとぶつかりそうになり、それが似鳥君だった






『似鳥きゅぅうぅううんっ!!』


「あっ!/////」


「どうかしたか?」


『凛!!』


「蒼…!」






似鳥君に抱きついてると中から凛が出てきた





「似鳥、先に戻ってろ」


『うわぁぁっ似鳥きゅん行っちゃうの!?』


「は、はいっ」


『うぅー…またねっ!』







愛しき似鳥きゅんは顔を真っ赤にしながら走っていった。
私達も近くの公園へ移動し、ベンチに座った







「遙達も来てんだろ?」


『うん。偶然だね、私達も合宿なんだ!』


「合宿?プールは俺達が使ってんのにどこで泳いでんだよ?」


『…海。』


「…!大丈夫なのか、真琴は」


『うーん…わかんない。大丈夫って言ってるけど……』


「…そうか。」


『ねぇ、凛。思ったけどさ』


「なんだ?」


『なんで私凛の膝の上に座ってんのさ。』





そう。ベンチに座ってから凛は私を膝の上に座らせ、後ろから抱きしめられてる






「いいんだよ。それよりしっかやメニューこなせてんだろうな?」


『いいんかい。今日は半分くらいしかできなかったけど…すっげー疲れた。』


「お前もやったのかよ…」


『当たり前じゃん!』


「はぁー…無理すんなよ』


『はーい』


「……。」


『凛、遙と何かあった…?』


「別に。俺はハルに勝つ。それだけだ」






凛はそういうと立ち上がり、私も凛の膝の上にいたため自然に立ち上がる






「お前どこ泊まってんだ?」


『テントだよ』


「は?……ハル達と一緒に寝るんじゃないだろうな…?」


『んー…テントは2つだし、多分一緒じゃないかな』


「江はどこに泊まってんだ?」


『江達はその先の民宿だよ』


「なんでお前もそこにしなかったんだよ…」


『テントが良かったから!』





あの時のように親指をグッと出せば凛はため息をついた





「途中まで送ってってやる」


『へへっありがとー!でも調味料借りに宿に行かなきゃ!』


「ああ」





宿に調味料を借りに行き、テントの近くまでに送ってもらって礼を言うとがんばれよと言って去っていった








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