ミズノオト

□3話
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『うーし、行ってきまーす!』





新しい制服に着替え、忘れ物がないかを確認してから家を出ると遙達はもう外にいた





「遅い。」


『ごめーん』


「行こっか」





そして歩き出すが、両端には遙と真琴がピタっとくっつくくらい近い。
ボディーガードかっ!とツッコミたくなるが、幼い頃もこんな感じだった









「あ、蒼ちゃん達おはよー!」

「おはようございます」


『おはよ!』






校門の前まで来ると渚と怜君にばったり会い、下駄箱まで一緒に行くことになった





「蒼ちゃん、部活はやっぱり水泳部だよね!?」


『うん、そうだよ』


「やったー!」


『楽しみだねぇ、プール』


「そうだな」


『じゃ、私は職員室行くからまたねー!』






上履きに履き替え、遙達と別れて職員室を目指した






「あ、場所わかるかな…?」


「そういえば蒼ちゃん方向音痴だったね」



「………。」











『うーん…ここか!』





10分後、ようやく職員室にたどり着いた。な、なんだこの学校!?広すぎだろ!(貴方が方向音痴なだけです)





『失礼しまーす、星野蒼ですけど…』



「転校生か、遅かったな!…天方先生!」


「はーい?」





校長先生らしき人が天方先生と呼ぶと向こうから可愛らしい先生が来た






「この方が君の担任だよ」


「天方美帆です!よろしくお願いしますね、星野蒼さん」


「よろしくお願いします!」


「じゃ、行こっか!」





天方先生は職員室を出て行くと私もその後ろに着いて行く








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