ミズノオト

□2話
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『懐かしいぃいいいいいっ!』




ガバっとベッドから起き上がり、周りを見渡してみるとポカンとなってる遙、真琴、渚、怜君、江がいた




「ど、どうしました…?」


『いや、懐かしい夢を見たような気がする…』


「ついに頭イカれたかと思った」


『おいそこ、うるさいぞ』


「ていゆかまだ熱あるんだろ?ほら、横になって」





真琴かーちゃんにそう言われ、静かにベッドに横になる






「熱まで引くとは、遙先輩に似てますね…」



『そうなの?』



「ハルちゃんってばまだ寒いのにプールに飛び込んだんだよ!それで、次の日風邪引いたの」


『馬鹿かっ!』





真顔で遙を見ていったがお前に言われたくないと真顔で返された






『そういえば…なんでいんだ?つーか今何時?私何時間寝てんだ?』


「質問多い……」


「蒼ちゃんが風邪引いたって言うから、来たんだよ!」


『風邪移るぞ、早く帰れ!』


「プリン持ってきたよ?」


『よし、残れ』





大好きなプリンには勝てぬ。
ふと時計を見てみると15時すぎを指していた。
どんだけ寝たんだ、私





「どんな夢見たんですか?」





可愛い可愛い愛しきハニー、江ちゃんが首を傾げながら質問してきた。





『んーとね、私がスイーミングクラブに通い始めた時の夢』


「わぁ、懐かしいね〜!僕たちが蒼ちゃんに泳ぎ教えたっけ!」


「そうだったんですか?」


「こいつ、泳げn『騙らっしゃい』……」





禁断のワードを口にしようとした遙に枕攻撃すると睨まれた





「まぁまぁ。蒼、ご飯食べた?」


『うん、食べたよ』


「嘘つけ。全然減ってない」


「食べたわ!一口!!」


「一口だけ〜!?」


「蒼、ちゃんと食べないとプリンあげないよ」


『ワカリマシタ』




何故かいつもどうりの真琴スマイルがブラックに見えて従うしかなかった








(ふぅー、お腹いっぱい)

(まだ残ってますよ。)

(ハルちゃん、プリン食べよっか)

(やめてぇえええええっ)
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