嫌われちゃった☆

□九話
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『・・・。』



屋上のフェンスに手を置く。部室から雅治と赤也を部員が支えながら校内へ入ってきた姿が見えた



『・・・あれで良かったよな』



しばらくぼんやり遠くを眺めているとガチャと屋上のドアが開いた



『なんでいるのさ・・・雅治と赤也くん』


仁王「1人じゃ寂しいと思っての」


『僕さっき言ったよな?味方じゃない、と』


赤也「まぁ、それでもいいっすよ」


仁王「俺らはずっと鏡夜の味方じゃ」


『なんで・・・』


仁王「鏡夜だって何もしてないじゃろ?」

『・・・でも・・・僕のせいで雅治達がひどい目にあったんだよ・・・?雅治達は何もしてないのにっ、僕のせいで・・・っ』



涙がでそうなのを堪え、そう言った


仁王「俺らは大丈夫じゃ。のぅ、赤也」



そう言いながら雅治が僕の頭を優しく撫でる



赤也「そうっス!こんなのへっちゃらっスよ!」


『雅治・・・赤也・・・っ』



がばっとおもいっきり二人に抱きついた



『ありがとう・・・でも、もう僕に関わらないで?』


赤也「え・・・なんでですか!」


『お願いっ・・・僕のせいで大切な人を傷つけるのはいやなんだ』


仁王「・・・ああ」


赤也「・・・わかったっすよ」


『ごめんね・・・ありがとう』



最後に笑顔を二人に向け、屋上を後にした




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