ミズノオト

□2話
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真琴達が行った後、おかゆを食べ(一口だけ)薬も飲んだ。
しばらくすると瞼がどんどん重くなり、意識が途切れた












『わぁ….すごい…綺麗』





小学校の時に始めてスイミングクラブに通った時に、最初に目に入ったのが綺麗に泳いでる男の子




「あれ、新しい子?」


「見かけねー顔だな」


『星野蒼だよ!よろしく!』


「俺は橘真琴!よろしく」


「松岡凛だ」


「僕は葉月渚だよ!よろしくねっ蒼ちゃん♪」



『真琴君、凛君、渚君ね!』



「……誰」


「ハルちゃん!」





自己紹介し終わり、さっきの泳いでいた男の子がこっちに来た





『あっ星野NAME1##です!』



「七瀬遙」



『遙君…?泳ぎ綺麗だね!」



「…そ。」






遙君はそっぽを向いてそれだけ言うと再びプールに戻った。






「気にしないでね、遙は口数が少ないだけだから…」



『あ、うん」



「お前は泳げんのか?」



『いや、学校のプールは日焼けするし、参加してないから泳げない!』



「そうなのー!?じゃ、行こ!」


『ちょっ!』






渚君に手を引っ張られ、プールの飛び込み台まで連れてこられた






「はい、じゃーまずは飛び込んでみて♪」


『うんっ』




ゴーグルをつけて飛び込む準備をする。
飛び込み台を蹴り、水に飛び込む。ここまでは完璧




「わぁー、飛び込み綺麗だね!」


「そうだね!でも……」


「進んでねぇぞ。」



『ぷはぁーっ!進まない!?』






水から顔を出し、自分の位置を確認するとスタートから全然進んでなかった







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