空想上の王子様

□第一話:保健室
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あれはいつの日だっただろうか。

小さいとき…とても暑くて。暑くて…。

あの大空の下で…5歳だった私は……

…何を見たんだろう?

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((チュンチュン

姫音「…んー……、ってうわっ!もう7時?!」


 私は神菜月姫音。桜佳学園3年生、生徒会長を務めている…が。今日は見事に寝坊=遅刻というのんきな生活を送っている。普通の女の子。(なのかな?)


姫音「というかもういっそ潔く遅刻して…」


((ドタドタバタ

葉華「ちょっと姫音!!早くしなさいよ!下で車待たせてるのよ!まだ間に合うと思うから!!」

姫音「よっ、葉華?!無理よまだパジャマなのに…((アセアセ;」

葉華「もういいわ!そのまま降りてきなさい!!
パパ!車出して頂戴!!」

姫音「無理だってぇぇぇえ(泣)」


<AM8:50 教室>


先生「皆さんいらっしゃいますね?
では、授業を始めちゃいますね〜」


姫音「……。」

葉華「…(いいじゃない、間に合ったんだから、先生も鈍感だから20分オーバー普通に見逃したしさ〜…)」

姫音「…(良くないわよ…おかげでひどい目にあったわ…頭はボサボサ、車の中で服着替えるハメに遭うし…)ま、いっか。」

 こうして私の一日が始まる。
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