君と見るキセキ

□第1Q
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『(てかここどの辺?とりあえず案内板を・・・!)』



探さないと。そう思ったとき、忍の前を薄い水色の髪の男の子が通った。



『(あれって、帝光バスケ部のシックスマン。名前は・・・・・)』



黒子テツヤ・・・だったはず。




実際に会った事もないし見た事もないから自信はないけど、帝光の試合DVDでチラッと映っていた彼にすごく似ている。



『(もし黒子テツヤなら、バスケ部のとこに行くかも!)』



そう考え、忍は黒子テツヤであろう彼の後をつけることにした。













『(それにしても・・・影が薄いって噂は本当だったんだ。)』


黒子は勧誘の嵐に巻き込まれることなく、すいすいと先へ進んでいく。
忍は見失わないように勧誘を徹底的に無視し、ないものとした。







『おぉ〜。着いた。』



一か八かの賭けだったが、忍は無事にバスケ部のブースにたどり着いた。



『(あの赤髪のヤツでっかいな。黒子テツヤは先輩方に気付かれないうちに用紙記入して去って行ってるし・・・)』


少し離れたところからぼんやり眺めていた。





『(まぁいっか・・・)』




赤髪のデカイやつも去ったし見てるのも飽きてきた。





『すいません。マネジ希望なんですが。』

「マネージャー?募集はかけてないけど大歓迎よ!!」




茶髪でショートカットの女性が笑顔で答えた。




『(マネジの先輩かな?)』

「まずはここに出身校と・・・」






先輩の指示を聞きながら記入し、この日は帰宅した。


 




  
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