君と見るキセキ
□第8Q
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「黄瀬についてんのって・・・・えーと・・・・・・」
「なんかすげえパスしてたような・・・?」
「え、ウソ!?見てね〜」
「てゆーか・・・・・」
「「「相手になる訳ねぇーーー!!」」」
会場がざわめく。
誰もが、誠凜は試合を投げたのだと感じただろう。
「・・・まさか夢にも思わなかったっスわ。黒子っちとこんな風に向き合うなんて」
「・・・僕もです」
誰もが息をのんだ。
本当に試合を投げたのか、それとも秘策があるというのか・・・・。
「一体・・・どーゆーつもりか知んないっスけど、黒子っちに俺を止めるのは無理っスよ!」
黒子の左サイドを一気に抜ける。
しかし、火神がすかさずDFについた。
『馬鹿だね。なんも考えなしな訳ないじゃん。頭まで筋肉で出来てんのかね?』
「止めるんじゃなくて」
「獲るのよ!」
パシッ
「なっ!?」