君と見るキセキ

□第7Q
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「もう!何やってるよ!」

『すいません!でも、良い作戦浮かびましたよ!』

「良い作戦?」

「俺も、黄瀬の弱点分かったぜ!」




笑みを浮かべながら、火神と忍は黒子の隣に行く。



『あれ。大我も同じ考え?』

「ああ、多分な」

「どういうこと?」

『つまり・・・』



「『黒子/テツヤが鍵って事ですよ』」




火神は黒子の頭に手を置き、忍は肩に手を置いて言う。




「火神君、痛いです」

「で、どういうことなの?」

『つまり、涼太は模倣を生業としています。でも、元々の影の薄さを軸にしているミスディレクションは涼太には出来ない。あいつ派手だし、見えないんじゃ模倣しようがありません」

「まあ、確かにそうね。でもそれがどう・・・」

『大我とテツヤを連携させるんです。パス貰うだけだった大我がパスを出すようになれば選択肢が増える。つまり防ぎにくくなる。それに、テツヤは涼太にも模倣できないってことは、次の動きが予想できないって事です』




簡単に紙に今までの陣形と、提案したものを書きながら説明する。





「なるほど・・・つまり、黒子君は黄瀬君の天敵って事よね。いけるかもソレ」

『大我もやっと頭冷えたみたいだし、いけるかと思います』

「俺は最初から・・・」

「「超ムキになってたよ!」」




日向と伊月がつっこむと、大我は押し黙ってしまった。





「でも、黒子君と火神君の連携が本当に大事よこれ。できる?」

「・・・う・・なん・・とか・・・」






  
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