君と見るキセキ

□第3Q
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『よっと』



忍はドリンクを作るため、水飲み場に来ていた。
作り終えたドリンクを籠に入れていると、視界の端にスキップをするリコを捕らえた。




『あれ?リコ先輩どうしたんですか。』

「ごめんねー!練習試合組んでて!今着替えてくるから!」

『はぁ、ところで何でそんなに機嫌良いんですか?』




瞬間、リコの口角が上へ上へと吊り上る。




「“キセキの世代”がいるとこと試合・・・組んじゃった・・・・・」

『!・・・・・リコ先輩






      グッジョブです!!』



そう言って2人は親指を突き出した。









ドリンクを持って体育館に戻ると、日向にリコの行方を聞かれる。



『さっき会って、そろそろ来ると思いますよ!あ、練習試合はキセキがいるところと組んだみたいです!楽しみですね!』



「なっ・・・」






ルンルンとスキップで去る忍を、日向は呆然と見送った。






「マジかよ・・・・」







   
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