君と見るキセキ

□第1Q
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「ラグビー部興味ない?」

『ありません』

「将棋とかやったことある?」

『ありません』

「日本人なら野球でしょ」

『そんなことはありません』

「水泳!!チョーキモチイイ!」

『それは良かった』



(はぁ、面倒くさい・・・話しかけてくんなや・・・)


心の中で悪態を付く。
しかし、彼女はそれどころじゃなかった。




新入生や部活勧誘に勤しむ生徒たちで溢れかえる中、彼女 萩野忍は
















『バスケ部どこだべ・・・・』















彷徨っていた。
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