04/11の日記
00:56
赤松くんのほんのちょっとした不満の話
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時系列は紺青ラプソディー、お料理教室をやってたあたりのお話。
AとBに料理を教えるのは、正直少し苦労する。
ほんの些細な事で「どうしたらいい?」と尋ねられても返答に困ることがあるのだ。そんなん自分で考えたらええやん、と思ってしまうから。
そしてそれは葉鳥も同じように思っているらしい。
今もなんやかんやと尋ねられて「うるせぇ」と呟いたところだったから。
「なぁ葉鳥、一口大ってどんくらい?」
「そんなもん適当でいいっつったじゃん」
ほら、やっぱりBの問いかけに面倒臭そうに答えている。
でも適当でいいという言葉を鵜吞みにして雑な一口大にしてしまえば、火の通りかたにムラが出来てしまう。
だから適当でいいわけがない。
そう思って葉鳥の手元を見ると、綺麗に切りそろえられた肉が並んでいた。適当でいいと言ったくせに。
実際葉鳥の料理はお世辞にも丁寧とは言えない。本人には言わないけれど。
調味料も基本的に目分量だし、どのくらいの量を入れたらいいのかと聞けば「うーん、大体2秒くらい」とか「いつもの色になるくらい」とか、想定の斜め上の回答が飛んできたりする。
それでも出来上がった物は全部美味いから、ほんのちょっと腹が立つ。だって俺はきちんと勉強して作れるようになったわけなのだから。
結局今ここで作った物も、当たり前のように美味いのだろう。
「俺葉鳥のそういうところホント嫌や」
「なんか言った?」
「いいや、なんも言うてへん」
そんな、ただのほんのちょっとした不満の話。
このネタをどこかで文章にしたのか、それともTwitterでちょろっと呟いただけだったのか忘れたなって話。
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