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□初恋
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「お、カルマ!久しぶりっ!元気だったか?」
「おお!久しぶりっ!」
E組に落とされても、まだなお他の上位クラスの人たちに信頼されているカルマくん。
ねえ、カルマくん。
「どうして…?」
うらやましいわけじゃない。
妬ましいなんて、思ったことない。
「あ、渚くん!!」
どうして僕なんかに、優しくしてくれるの?
どうして僕なんかを「好き」って言ってくれるの?
「カルマくん…。」
どうして僕に何もかも合わせてくれるの?
「また、そんな顔してる。渚くんは、とっても可愛くて、優しくて、素直ないい子だよ?俺の自慢の恋人。…ね、もう少し自分に自身をもってよ。」
こんな風に誰よりも優しくて、強い…。
そんな貴方がまぶしすぎて…。
「ねえ、カルマくん…。」
僕は、貴方にふさわしい人間になれるかな?