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□ダイスキ
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「ね、殺せんせー。」

タコのような担任にぎゅっとだきつく渚。

「おや、渚くん。今日はずいぶんと甘えたさんですね。」

困ったような殺せんせーを無視して渚は続ける。

「ねぇせんせー。僕以外の人に殺されたりしないでね?」

「な、渚君?」

「せんせーが他の人に殺されたら、僕、その人を殺しちゃう。」

「な、渚君、何を…?」

さらに強く抱きつく渚。

恐ろしいほどに無邪気な笑顔。

「せんせー、大好き。」

ーー日暮れ間際の、放課後の出来事だったーー
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