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□今年も、ずっと
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「村田、明けましておめでとう」
「おめでとう、渋谷」
1月1日0時0分
今日から新たな年が始まる。
「今年もよろしくな!」
「こちらこそー」
毎年変わらない挨拶だけど、やっぱり大切だよね。
「そういえば、去年もこうやって電話越しで一緒に年越したよね」
「そうだったか?」
「うん」
何気ない会話。
今年も一緒に迎えられて嬉しい、
・・・なんていうのはきっと言わなくても伝わっているだろう。
「村田、明日、うちに来れる?」
「来れるけど、どうして?」
「お袋が、村田が一人ならぜひ来てほしいってさ」
「それは嬉しいな。・・・でも、せっかくお正月なんだから、家族水入らずで過ごせば」
「何言ってるんだよ!もうお前も家族みたいなもんじゃん。親父も兄貴も、言うまでもなくお袋も、楽しみにしてるぞ」
それを聞いた途端、胸の中が暖かい何かでいっぱいになる。
「・・・では、お言葉に甘えて。でも、いいの?ほんとに」
「いいって言ってるだろ。じゃあ、また明日。楽しみにしてるから」
「うん・・・ありがとう」
いいのかな、正月からこんなに幸せいっぱいになって。
思わず笑みがこぼれる。
――早く明日にならないかな!
――――――
キャラ崩壊ごめんなさい。
久しぶりすぎて迷子ですすみません。
今年もよろしくお願いします。