毎日お題
こちら、毎日お題(SSS並の文章量)です。詳しくはmapへ。ジャンルフリーでお題にそって。
基本、フリーダム。お題サイト様→確かに恋だった様。
選択式1からひたすらに。
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10/12(Sat) 20:25
74. だから、もうしばらくは、想像の中だけで
雪乃
※まるマ/ユリムラ
「それで、・・・・・・」
一緒に歩く、帰り道。
僕の隣を歩くのは、何故かいつも以上にごきげんな渋谷。
何やら楽しそうに話しているけれど、さっぱり耳に入ってこない。
「・・・らた、おい、村田!」
「うわあっ!どうしたのさ、渋谷。びっくりした」
「どうしたはこっちの台詞だよ。急に黙りこんで、ボーっとしてるみたいだし…」
いけない、渋谷にバレてしまいそうだった。
・・・・・ネガティブ思考に陥ってたこと。
「大丈夫だよ。心配ありがとう、渋谷」
「ほんとか?無理するなよ?」
「肝に命じておくよ」
本当に、渋谷はいいヤツ。
僕の想いを伝えたい、けど、そんなのは絶対に駄目で。
この、優しくてお人好しな友人を失うくらいなら。
もう少し、想像のままでいいかな、と思う僕だった。
いろいろと傾向を変えてみた。
何一つとして成功してませんが…(笑)。
久しぶりすぎて、すみませんでした(*_ _)人
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09/18(Wed) 19:07
73. 恋なんて馬鹿じゃなきゃできない
雪乃
※バカテス/明→久保(↓の続きみたいな?)
楽しかった。
嬉しかった。
君といると、ソーダ味のシャーベットみたいな青空も、イチゴジャムとマーマレードを混ぜたような夕方の空も。
分厚くて重そうな、灰色の曇り空だって、輝いているように感じた。
だけど、その生活に物足りなさと漠然とした不安を抱え始めたのはいつだっただろう。
『一緒にいられるだけで嬉しい。』
そう言う君に、諦めを感じたのは、いつだっただろう。
もっと、頼って欲しかった。
…そんなに僕は、頼りないのだろうか。
この恋の始まりのときのように、君の隣にいる幸せだけで満足できたら良かったのに。
「恋は、馬鹿じゃなきゃ出来ない、か…。」
そうだね。
全てが輝いていたときのように、僕の全部が君に向いていたら、こんなことにはならなかっただろうね。
僕は欲張りで、そのくせ臆病者で。
自分からは何一つ出来なかった。
「ねえ、…、……。」
ほんとは今でも、彼の気持ちはこっちにあるのは分かってる。
だって、すごく哀し気な表情で、僕を見つめているから。
それでも。
また元に戻れたとしても、君を傷つけるだけみたいだから。
ねえ、久保くん。
『僕は、君が好きだよ』
――僕の言葉、秋風にのって、どうか君のもとへ…。
駄 文 orz 前回の続きもの、みたいな?
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09/16(Mon) 20:41
72. 好きだよ、離れたくない。
雪乃
※バカテス/明←久保
『別れよう。』
まだ、耳の奥で響いてる、君の声。
よく晴れた青空も、少し冷たい秋の風も、君といた日と何一つ変わっていないのに。
時間だけは過ぎていって。
「残酷、だね…。」
何一つ変わっていないのに。
君の笑顔も、僕の気持ちも、何一つ。
変わったのは、君の笑顔を向ける先。
君の隣にいる人。
ねえ、僕は何を間違えたのかな?
・・・「別れたくない」って伝えていたら、こんなことにはならなかったのかな?
「好きだよ」って、「僕を置いていかないで」って、そう言えれば何かが違ったのかな?
ねえ、吉井くん…。
今さらだけど、貴方が好きです。
今、この瞬間も、ずっと。
「だから、ね…。」
離れたくなんて、なかった。
いつまでも、君の隣にいたかった。
「…、……。」
――頬の涙が流れた道筋を、秋の風が静かに優しく撫でていった。
――――――――――
風景描写を入れようとして、あえなく玉砕。
でも、この話は割りと好きです。
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09/15(Sun) 12:34
71.お別れだね、永遠に
雪乃
※暗殺教室/殺←渚←カルマ
「えへへ…。」
この場に不釣り合いな邪気の無い笑顔。
「渚くん…?」
そんな俺の声なんて、彼には聞こえていないようだ。
「渚、くん…。何してっ!」
本気で怒鳴ったら、まるで今気付いたかのような表情をする。
と、先ほどのような笑顔を浮かべて続ける。
「僕ね、せんせーのこと、好きなんだー…。可笑しいよね、やっぱり。でも、好き。すごく好き。」
自分自身にうっとりしてるみたいな声。
「だからねー…。」
僕、せんせーが僕以外を見るのなんて、許せなくて。
だから殺したのだと、いつもの声で続ける。
「ふふっ…。やっぱり僕って、もう可笑しいんだね。」
俺にお礼を言ってくれたのと同じように。
明日ね、と言って別れたときのように。
――そういってまた笑う君は、いったい、誰?
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09/11(Wed) 18:29
70. 最後から二番目の願い
雪乃
※バカテス/明久保
「好き、だよ。」
吉井くん。
君が僕を見てくれて嬉しかった。
それこそ、思わず涙が零れるくらい。
「久保くん?」
そんな不思議そうな顔も、かと思えばキリッとした格好いい顔も、全部、好き。
胸がいっぱいになって、なんとなく息苦しくなって、視界が滲む。
「あれ、おかしいね…。」
「ちょ!…久保くん、泣かないで?僕、何かしちゃった?」
「そ、そんな…。何も…。」
嬉しいだけ。
嬉しくて、行き所の分からない感情が零れてしまっただけ。
それだけ、だから…。
「あ、う…。どうしよ…。」
吉井くんが困った声と顔で僕を抱き締めてくれる。
「ごめんね、久保くん。」
「うん。」
「…どうしたら、許してくれる?」
そもそも、怒ってなんていないのに。
やっぱり僕は、この人が好きだ。
「ねえ、吉井くん…。」
「ん?」
「このまま…。」
――側に、居てもいい?
―――――
お題からそれるのは、もはやもうすでにお約束←
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