*夢の入口*

□事実
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総司先輩の行動がよくわからない私は、はじめ君に相談してみる事にした。


『はじめ君に相談したい事があるんだけど、いいかな?』


「構わないが…何か悩みでもあるのか?」


『うん…総司先輩の事なんだけど…』


「あぁ。」


『総司先輩彼女いるじゃん?でも私とも会ったりしてて…私って、何のために呼ばれたりするのかな…って…』


「?!」


『総司先輩が彼女の事大好きなの、話聞いてて凄くわかるし。でも、何で私とも遊んだりするのかな?って。高校時代なんか全然相手にされなかったのに…』


「…………。天宮は聞いてないのか?」


『何を?』


「総司に彼女はいない。もう別れたのだ。」


『えっ?!だ、だって、この前はじめ君の家から帰る時だって、総司先輩彼女の話してたよ?』


「総司が初めて天宮を家に連れて来た時には、もう終わっていた。」


『そー…なんだ…彼女の話するから、てっきりまだ続いてるのかと思ったよー。』


苦笑いしながら言う私を見てはじめ君が、


「天宮は総司を好いているのか?」


と言った。
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